ガードレールの設置状況などを確認する国土交通省松江国道事務所の職員=出雲市多伎町小田
ガードレールの設置状況などを確認する国土交通省松江国道事務所の職員=出雲市多伎町小田

 出雲市多伎町小田の地滑り発生に伴う国道9号の全面通行止めが18日午前6時から片側交互通行になるのを前に、国土交通省松江国道事務所が17日、現地で最終点検した。職員が工事状況を見て回り、通行に支障がないことを確認した。

 

 松江国道事務所の職員8人が、現場を歩きながら、高さ8メートルに及ぶ防護柵の金具の留め具合などを目視で確認。ガードレールや仮設の歩道も見ながら「よし」と指をさして点検した。

 地元住民も現地の復旧状況や被害状況を確認し、同町小田の会社役員錦織武さん(45)は、近くの市道の迂回(うかい)路が狭いことに触れ「国道9号が通れるようになると安心」と話した。

 18日からは、発生現場を含む約400メートルで片側交互通行する。出雲市多伎町多岐|大田市朝山町間(9・1キロ)を通過する車は、引き続き山陰道の利用を呼び掛ける。

 地滑りは8月18日に発生し、松江国道事務所が約1万5千立方メートルの斜面の土を運び出すなどの応急工事を進めてきた。全面開通については、山側に道路を広げることを検討しており、地元との協議、用地買収が必要になることから1年以上を要する見込み。

 藤田修事務所長は国道9号沿いで大田市温泉津町にかけて同じような地質だとし「詳細な調査をして事前対策を進める」と話した。 (松本直也)