ノーベル文学賞に決まったアブドゥルラザク・グルナの作品の多くでは、故郷のザンジバル(現タンザニアの島しょ部)を中心に、東アフリカ沿岸地域の歴史が登場人物の経験や記憶、感覚を通して提示される。さらにその背景には、何世紀にもわたるインド洋交易と人々の往来から生まれた混...
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