上代タノのエピソードを演じるメンバーたち=雲南市大東町大東、大東高校
上代タノのエピソードを演じるメンバーたち=雲南市大東町大東、大東高校
上代タノ
上代タノ
上代タノのエピソードを演じるメンバーたち=雲南市大東町大東、大東高校 上代タノ

 【雲南】雲南市大東町出身で、女子教育や平和運動に尽力した元日本女子大学長の上代タノ(1886~1982年)の顕彰に取り組む地元女性グループが25日、大東高校で朗読劇を披露した。生徒たちはタノの生きざまを通じ、教育、平和の大切さについて学んだ。

 タノは海外留学した経験から国際的視野を育み、英語が「敵性語」とされた戦時中も、日本女子大学校(現・日本女子大)の教員として授業で英語を指導。1955年には世界平和アピール7人委員会に名を連ねた。

 女性グループ「大東町の女性の集い」の16人が、教職員や1年生約100人を前に、幼少期に妹とよくけんかしていたタノの姿などを演じ、エピソードを交えて生涯を振り返った。大東町内に、タノが語った「故郷を愛す 国を愛す 世界を愛す」と刻まれた墓石があることも紹介した。

 木村愛梨さん(16)は「タノさんについて、今後の学校生活で勉強していきたい」と感想を語った。

 2000年に結成した女性の集いは町内の学校で朗読や演劇を披露しており、大東高校では2年ぶり9回目。白根三代子代表(85)は「全員が真剣に聞いてくれて感動した」と話した。 (清山遼太)