ホロイツミ(幌泉)からシヤマニ(様似)まで7里(約28キロ)。堀田仁助の測量隊は、途中のホルマヘツ(幌満)まで波打ち際を歩いた。その先は日高山脈のアポイ岳から延びる山塊が海に落ち込んでいて、通過するのは命懸け...