【松江】山陰両県の愛好家が育てた菊を一堂に集めた「松江菊花展」が、松江市殿町の松江城山公園で開かれている。白や黄、赤色の約500鉢が来場者の目を引く。11日まで。入場無料。
市と、菊の愛好家でつくる「松江菊花会」が毎年開き71回目。会員約70人のうち、30人が出品した。
3本仕立ての大菊や丸みを帯びた形のドーム菊、岩とコケを調和させた盆栽のほか、今夏開催された東京五輪のシンボルを模した直径約1・2メートルの五つの輪、大山を見立てた大規模な創作が並ぶ。
来場者は花のバランスと色合いなどを楽しんでおり、同会事業部長の吉岡利雄さん(77)は「愛情がこもる力作がそろっている。新型コロナ禍の疲れを菊花で癒やしてほしい」と話した。
(多賀芳文)