カメラやスマートフォンを構えて雲を待つ参加者ら=島根県美郷町上野、田之原展望台
カメラやスマートフォンを構えて雲を待つ参加者ら=島根県美郷町上野、田之原展望台

 【美郷】島根県美郷町上野の標高500メートルの田之原展望台で14日朝、雲海の観察会があった。風が強かったため大規模な雲海とはならなかったが、参加者が雲が山あいを流れる神秘的な光景を満喫した。

 

 午前6時45分ごろに日の出を迎えると、陽光に照らされた雲がオレンジ色に輝き、少しずつ姿を変えながらゆっくり谷を流れた。出雲市斐川町出西、公務員深井博史さん(55)は「雲海は少しだったが良い体験ができた。また見に来たい」と話した。

 観察会は町観光協会主催の体験プログラム「みさと・みちくさ日和」の一環で町外から5人が参加した。

 21、28両日も開催予定で、参加者を募集中。参加料は3千円(中学生以下2千円)。問い合わせは町観光協会、電話0855(75)1330。 (佐伯学)