【ソウル共同】日韓の写真愛好家が互いの国の魅力を収めた写真を紹介する「日韓フォトコンテスト」(在韓国日本大使館公報文化院主催)の授賞式が20日、オンライン形式で開かれた。新型コロナウイルス流行による渡航規制で両国の往来が困難な中、受賞者は交流再開への願いを語った。
日韓は歴史問題に端を発し関係が冷え込む状態が続く。愛媛県大洲市の臥龍山荘の紅葉を写し、愛媛県賞を受けた趙俊衡(チョジュンヒョン)さん(40)は「韓国と日本は近くて遠い国だ。コロナが終息したら再び一番親しい国になることを願う」と話した。
尹植(ユンシク)さん(33)は、鳥取砂丘でジャンプする若者の写真で鳥取県賞を受賞。「韓国では見ることができない風景で圧倒された。前は一人旅だったが次回は家族と行きたい」とコメントを寄せた。
他に秋田県仙北市の武家屋敷を収めた厳廷五(オムジョンオ)さん(49)が秋田県賞に、火災前の首里城の写真で安柱泳(アンジュヨン)さん(43)が沖縄県賞に輝いた。
コンテストは8回目で共同通信社などが後援。約千人が応募した。