鳥取県の平井伸治知事は25日、新型コロナウイルスの経済対策として、隣接県の住民が対象の新たな観光集客策を準備していると明らかにした。山陰両県の対象施設で宿泊料割引を受けられ、12月末に期限を迎える「WeLove山陰キャンペーン」の延長も合わせて検討。地方創生臨時交付金を財源に想定しており、分配額が固まり次第、関連する補正予算案を30日開会の11月定例会に追加提案する。
新たな観光集客策は、国の地域観光事業支援の対象が隣県に広がったことを受けた対応。宿泊支援を考えており、キャンペーン内容や期間については、対象となる岡山、広島、兵庫各県と協議するという。
国のGoToトラベル再開後に向けて、鳥取県内へのバスツアーや自家用車のガソリン代の支援も検討。25日の会見で平井知事は「できるだけ早めにセットしたい」と述べた。
(藤井俊行)