パナソニックは1日、テレビドアホンに発煙の恐れがあるとして、2012年7~12月に製造した約13万台を無償交換すると発表した。仕様書に記載のない樹脂材料が基板に使われ、高温で溶け出して部品が焼損することが要因。発火や人的被害は確認されていない。
昨年8月から今年8月にかけ、室内に設置したモニターから煙が出て火災認定される事例が4件あった。過去の修理データを調べたところ、同様の原因とみられる発煙事案が21件確認された。取引先の部品メーカーが仕様書に記載のない材料を一時期使っていたことが要因という。
対象は「VL―SV18K」など4品番で、保証書記載の製品番号が「2G」「2H」などから始まる製品。12年7月以降に修理を受けた場合も交換対象となる可能性がある。詳しい情報は同社ホームページに掲載している。問い合わせは通話無料の電話(0120)878182。