鳥取市は、運営する鳥取砂丘砂の美術館(鳥取市福部町湯山)の入場料を一般は200円増の800円、小中高生は100円増の400円に上げる。経年劣化した設備の改修経費を賄うため。2012年の開館以来、値上げは初めて。22年7月に始まる第14期展示からの引き上げを予定する。

 市観光・ジオパーク推進課によると、市は16年から5年間の来館者アンケートでは入館料について、8割以上が展示内容に対し価格が低いと回答したという。消費税増税の際も価格を据え置いたが、砂像制作に必要な機材などが劣化し改修費用が必要となっていた。

 砂の美術館は例年、4月から翌年1月までの会期で外国をテーマにした砂像を展示。開館以降、1会期の入館者数は40万~50万人台で推移した。19年7月から開催中の第13期は新型コロナウイルス禍が響き、21年11月18日時点で約30万3700人に減少。今後も団体客が減り、コロナ禍前の水準には戻りにくいと予測し、値上げすることにした。

  (岸本久瑠人)