第11期女流王座戦5番勝負の第3局で勝利し、表情を緩める里見香奈女流五冠=神奈川県秦野市、元湯陣屋
第11期女流王座戦5番勝負の第3局で勝利し、表情を緩める里見香奈女流五冠=神奈川県秦野市、元湯陣屋

 将棋の第11期女流王座戦5番勝負の第3局が7日、神奈川県秦野市の「元湯陣屋」であり、出雲市出身の里見香奈女流四冠(29)が西山朋佳女流王座(26)を95手で下し、3連勝で3年ぶりにタイトルを奪還した。女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花と合わせて五冠に復帰した。

 女流王座の獲得数は通算5期となり、初代「クイーン王座」の永世称号を得た。2019年に西山前女流王座にタイトルを奪われており、雪辱を果たした。クイーンの称号は五つ目。

 先手の里見女流五冠は5筋、後手の西山前女流王座は2筋にそれぞれ飛車を振った。互角の戦いが続く中、里見女流五冠が攻守に優れた形勢を築き、主導権を握った。終盤では大駒の竜などを生かした盤石の指し回しで寄せきった。

 里見女流五冠は11月17日に清麗を失冠。同21日には倉敷藤花を防衛、今シリーズで女流王座を奪って再び五冠となった。
      (佐貫公哉)