新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大阪府、兵庫、宮城両県の「まん延防止等重点措置」適用を受け、島根、鳥取両県が2日、対策本部会議を開き、3府県との往来自粛を県民に要請した。期間は5日から5月5日までの1カ月間。
島根県の丸山達也知事は3府県以外にも、東京都や神奈川県、札幌市、山形市など各都道府県が不要不急の外出自粛を呼び掛ける地域への往来は慎重な判断を求めた。異動、採用で県外から来た人の歓迎会は「(対象者が)来県2週間を経過してから実施してほしい」と述べた。
鳥取県は通勤、通学、買い物などで生活圏が重なる兵庫県香美、新温泉の両町へは感染防止対策をした上で往来は控える必要はないとした。平井伸治知事は「いま一度予定を見直して、必要性を吟味してほしい」と訴えた。 (曽田元気、藤井俊行)