乳がんの早期発見を啓発する講演会が10日、松江市学園南1丁目のくにびきメッセであり、乳がん専門の医師や看護師が、検診や日頃から自身の乳房を気に掛ける重要性を説いた。
乳腺専門医で、松江赤十字病院の村田陽子副院長は、自身の乳房に関心をもつ生活習慣「ブレストアウェアネス」を紹介。自身の乳房に触れたり、見たりして変化に気づくことができる確認方法を伝えた。
「怖いのは乳がんが見つかることより、発見が遅れること」と強調。診断時のステージ(病期)が早期の1期であれば「99%が回復する」と説き、定期的な検診を呼び掛けた。
予防法として、禁煙▽節酒▽体を動かす▽食生活を見直す▽適正体重の維持ーの五つを意識することで、がん発症のリスクが37%低下すると説明した。
松江市立病院の山田美保子乳がん看護認定看護師は、脱毛などの外見の変化に悩む患者への「アピアランスケア」を紹介した。
島根県と第一生命保険が開き、60人が聴いた。
(坂上晴香)













