【出雲】出雲市立西野小学校(斐川町富村)と電子部品製造の出雲村田製作所(同町上直江)が昼食の完食率を競った「食品ロスの削減対決」の結果発表が17日、同小であった。勝利した西野小の児童に、出雲村田の社員が賞状を贈った。
SDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ授業の一環で実施。10月下旬に5年生128人と出雲村田の約2千人が参加し、10日間の給食と社食で完食率を競った。
結果は完食率90・6%だった西野小が出雲村田に1・4ポイント差で勝利。負けた方が勝者に賞状を贈るルールを設けていた。
児童代表で感想を述べた庄司智紀さん(11)は「対決を始めてから給食が完食できるようになった。これからも食品ロスを減らせるように続けたい」と笑顔を見せた。出雲村田EHS推進課の大畑裕亮さん(34)は「取り組むまではSDGsを分かっていない部分があった。対決を通して改めて世界を見つめ直せた」と話した。 (平井優香)













