沖縄県は18日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に、米海兵隊キャンプ・ハンセン(金武町など)で働く軍属の50代の米国人女性と、夫で60代の日本人男性の計2人が感染したと発表した。県内のオミクロン株感染は計3人になった。同基地で発生した海兵隊員らのクラスター(感染者集団)の人数が158人になったことも明らかにした。
オミクロン株感染の女性は12日、男性は14日に発症した。2人と濃厚接触した疑いがある関係者は約60人に上るといい、検査をするよう調整している。また、17日に判明したオミクロン株感染者の濃厚接触者1人から新型コロナの陽性反応が出ており、オミクロン株の可能性があるとして調べている。厚生労働省は沖縄県に感染対策の専門家1人を派遣した。
海兵隊員らのクラスターは15~18日に報告された人数で、これまでの米軍内での確認として最多。県は、ワクチン2回接種済みであれば、入国直後から基地内を自由に移動できたとの情報があると説明した。米軍に対し、感染がオミクロン株かどうかの確認をするよう引き続き求めている。
また同基地の従業員を対象とした無料PCR検査を実施し、18日は約320人が予約した。
在沖縄米軍の感染者は18日時点で計3029人になった。











