「批評の神様」と呼ばれた小林秀雄は、詩人という存在について次のように書いている。「言葉の故郷は肉体だ。(中略)だが、言葉は拡散する。厄介な肉体の衣を脱いで、軽々と拡散する。もう再び肉...