上段中央から時計回りに、アヒージョ、5色マリネ、ローストビーフ、ガパオライス
上段中央から時計回りに、アヒージョ、5色マリネ、ローストビーフ、ガパオライス

 いよいよ年の瀬。忘年会や新年会で、家族や友人と集まる機会がぐっと増える。昨年末と比べ、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いているものの、連日のように外に繰り出すのは控えたいと思っている人も多いだろう。自宅での忘年会や新年会を計画している人に、パーティーの食卓を華やかにしてくれて、料理が苦手な人でも大丈夫な5品のレシピを紹介する。(Sデジ編集部・宍道香穂)

 栄養士・調理師で、山陰中央新報社文化センターで料理講座を担当している三阪(みさか)和栄(よりえ)先生(56)が「家にある食材で手軽にできる料理を」と、作り方を教えてくれた。(材料はすべて4人分)

栄養士・調理師の三阪和栄(みさかよりえ)先生

▷チーズの生ハム巻き

【材料】
生ハム4枚、クリームチーズ4個、ミニトマト4個

【作り方】
①    ラップの上に生ハムを置き、クリームチーズを巻く。巻き寿司のように、ぎゅっと握りながら固めに巻くのがポイント。
②    半分に切り、断面を下にして盛り付ける。半分に切ったミニトマトを上にかぶせるように置き、完成。

前菜として出したり、メイン料理の横に添えたりと、幅広く楽しめそう

 チーズを生ハムで巻くだけのシンプルなレシピ。クリーミーなチーズに、生ハムの塩気やトマトのさっぱりした味がよく合う。今回は小さめのミニトマトを使用したが、大きめのミニトマトでもOK。きのこ型のかわいらしい見た目になる。

▷5色マリネ

【材料】
カブ(小)1個、ズッキーニ2分の1本、セロリ2分の1本、パプリカ(赤、黄)それぞれ4分の1個
酢大さじ2、オリーブオイル大さじ1、砂糖小さじ1、塩小さじ4分の1、ローリエ1枚

【作り方】
①    酢、オリーブオイル、砂糖、塩、ローリエを混ぜ合わせる。ローリエは手で数カ所裂いておくと、より香りが出る。
②    野菜をそれぞれ1センチ角に切り、さっとゆでて①の液に混ぜ合わせる。野菜が熱いうちに混ぜると味がしみやすい。冷やして完成。

色とりどりの野菜を使ったマリネは目にも楽しい

 ポリポリと歯ごたえの良い野菜に、マリネ液がよく絡んでおいしい。カラフルで華やかな見た目も楽しい。前菜として出したり、肉や魚の付け合わせとして出したりと、活躍しそうなメニューだ。

▷アヒージョ

【材料】
シーフード(冷凍のミックスでも可)200g、パプリカ1個、シメジ(マッシュルームでも可)1袋、パセリ2枝
オリーブオイル大さじ4、ニンニク1かけ、タカノツメ2分の1本、塩小さじ4分の1、粗びきこしょう適量

【作り方】
①    パプリカを1センチ角に切り、ニンニク、パセリをみじん切りにする。タカノツメは半分に切って種を出す。
②    小鍋または小さいフライパンにオリーブオイル、ニンニク、タカノツメを入れる。火が付いていない状態で入れるのがポイント。油を熱した状態でニンニクを入れると、焦げて苦くなりやすい。
③    ②を熱し、ニンニクが黄色に色づいたら火を止める。
④    シーフードミックスを加え、再び火にかける。
⑤    火が通ったら、パプリカ、パセリを加えて熱する。
⑥    塩こしょうを加えて完成。

ニンニクやオリーブオイル、パセリの良い香りが、具材にしっかりしみ込んでいる

 具材やオイルはフランスパンにつけて食べるとおいしいし、おしゃれな感じで、パーティーっぽくなる。オイルが余ったらパスタに使うのがお薦め。ニンニクや魚介のうまみがぎゅっと詰まったオイルがパスタによく合いそう。
 パセリはなるべく生のものを使うと香りが出ておいしい。

▷フライパンローストビーフ

【材料】
牛ももステーキ肉(肩、サーロインでも可)150グラム、塩小さじ2分の1、粗びきこしょう小さじ4分の1
レタス、ブロッコリー 好みの量
ニンニク、ショウガ(チューブでも可)それぞれ小さじ2分の1、ポン酢、みりん、赤ワインそれぞれ大さじ1

【作り方】
①    牛肉に塩、こしょうをもみ込む。
②    ブロッコリーをさっと(30秒ほど)ゆでる。ニンニクとショウガはすりおろしておく。チューブ入りのもので代用しても良い。
③    ニンニク、ショウガ、ポン酢、みりん、赤ワインを混ぜ合わせて肉にかけ、5分浸す。
④    フライパンを中火で熱し、③で浸した肉を焼く。
⑤    肉の側面に焦げ目をつけたら③のタレをフライパンに入れ、肉に絡める。
⑥    フライパンから肉を取り出してホイルに包み、冷やす。熱い状態よりも冷めた状態のほうが、薄く切りやすくなる。
⑦    肉を薄くスライスし、レタスを敷いた皿に盛り付け、ブロッコリーを添える。

フライパンで手軽に作れるローストビーフ

 肉は調理の30分ほど前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておくのがポイント。脂が溶け、うまみが出やすくなる。「ステーキ肉は、ブロック肉と比べて火が通りやすいため、フライパンで手軽にローストビーフを作ることができます」と三阪先生。ローストビーフというとブロック肉のイメージだったが、やわらかく脂の甘みを感じられるステーキ肉もおいしい。タレの味もしっかりとしみている。パーティーのメインになる、豪華な料理。意外に簡単に作れるのが、うれしい。料理上手と思われるかも!

▷ガパオライス

【材料】
鶏ももひき肉(むね肉でも可)200グラム、タマネギ1玉、ピーマン1個、パプリカ(赤、黄)各2分の1個、ニンニク1かけ、油大さじ1
濃い口しょうゆ大さじ1、オイスターソース大さじ1、ナンプラー小さじ1、トウバンジャン小さじ1、砂糖小さじ1、バジル1枝
ご飯、目玉焼き、くしレモン それぞれ人数分

【作り方】
①    タマネギ、ピーマン、パプリカを1センチ角に切り、ニンニクをみじん切りにする。レモンはくし切りにする。
②    フライパンに油を入れ、ニンニクを炒める。
③    鶏ひき肉を加え、よく炒める。
④    ①のタマネギ、ピーマン、パプリカを加えて炒める。
⑤    しょうゆ、ウスターソース、ナンプラー、トウバンジャン、砂糖を加え、よく混ぜる。
⑥    ごはんを器に盛り、具材をかけて、目玉焼きとバジル、レモンをトッピングする。

ボリューム満点で、華やかな見た目のガパオライス。テーブルに出した途端、歓声が上がりそうだ

 バジルはちぎって混ぜながら食べる。野菜と肉のうまみが詰まった具材に、レモンの酸味とバジルの香りがぴったり。見た目も華やかで、ちょっとしゃれた料理。料理が登場した時の、驚きの顔を見るのが楽しみ。

 紹介した5品はどれも、身近な食材で手軽に作ることができる。彩り豊かで、パーティーの食卓を盛り上げてくれそう。野菜、肉、魚介類、ご飯ものと、バランス良くそろい、ボリューム満点でおなかいっぱいになるのもうれしい。

完成した料理をテーブルクロスに並べると、華やかな食卓が完成!

 料理を紹介してくれた三阪先生は、山陰中央新報社文化センター松江教室(松江市殿町)で家庭料理の教室を開いている。現在は、「基本の料理講座」と「旬の野菜で3メニュー」の2講座を受けることができる。申し込み、問い合わせは0852(32)3456
 「基本の料理講座」は月2回、月曜日の午後6時半~午後8時半。受講料は30,360円(全12回分、材料費込み)。
 「旬の野菜で3メニュー」は午前の部と夜間の部があり、午前の部は毎週第3金曜日の午前10時半~午後1時。夜間の部は第2火曜日の午後6時半~午後8時半。いずれも7,590円(3カ月分、材料費込み)。
 三阪先生は松江市内の公民館やキッチンスタジオでも教室を開いていて、ブログでスケジュールを発信している。