新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となっていた成人式が26日、出雲、雲南両市で開かれ、新成人が晴れ着姿で旧友との再会を喜び合った。 (井上雅子、清山遼太)
【写真特集】出雲、雲南両市で成人式 再会の喜び分かち合い
出雲市の成人式はもともと今年1月10日に予定されていたが、「第3波」の感染拡大で順延が決まった。
対象は2000年4月2日から01年4月1日生まれの1915人で、会場の出雲ドーム(矢野町)には917人が出席。事前申し込み制にして、来場できない新成人や保護者向けにオンラインでも配信した。
式典であいさつした代表3人のうち、松江工業高等専門学校専攻科1年の永妻志問さん(21)は「父のように優しくて勉強熱心な大人になりたい。いつか出雲に帰って恩返しがしたい」と宣言した。
次の成人式は2週間後の来年1月9日に開催する。
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8月に開く予定だった雲南市は、20年度と21年度の式典を午前と午後に分け、同日開催とした。
市内で冬の成人式は初めてで、会場のアスパル(三刀屋町古城)には計355人が出席。2度の延期を経験した20年度の新成人代表の大門誠弥さん(21)は「成人式がなくなることも覚悟したが、無事に開催していただいたことに感謝したい」と話し、一生に一度の大事な節目を喜んだ。













