未曽有の原発事故が進行し、日本在住の米市民への影響が懸念される中、米原子力規制委員会(NRC)トップのヤツコ氏は、当時のオバマ大統領と事故発生から7日目に初の政策協議を行った。その目的は米市民の安全確保だった。

 2009年にオバマ氏の指名で委員長に就任したヤツコ氏が大統領と会合を持つこと自体、これが初めてだったそうだ。NRCは連邦政府の独立機関であり、平時において大統領に助言する機会がないためとみられる。つまり普段は大統領...