大田市の石見銀山遺跡が2022年7月、世界遺産登録から15年を迎える。遺跡の中核地域・大森町の環境に配慮し、自然と共生したまちづくりが、国連提唱のSDGs(持続可能な開発目標)を先取りした形となり、銀山が世界遺産に認められた理由とも通ずる。登録後の来訪者の盛衰や、新型コロナウイルス禍による観光客の激減にも見舞われた15年間。住民は先達が築いた伝統と町並み、ゆかりの偉人にあらためて光を当てることで銀山に新たな価値を見いだ...
共生のまち 未来へつなぐ 石見銀山 世界遺産登録15周年
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