※アプリをご利用の方は、写真をタップし左側にずらすと計2枚の写真をご覧になれます。
新年を迎えた1日、島根県内の神社には早朝から多くの初詣客が訪れた。新型コロナウイルスの感染状況が昨年より落ち着き、好天にも恵まれたことから人出は増え、家内安全や無病息災を祈る家族連れらでにぎわった。
出雲大社(出雲市大社町杵築東)は1日、約14万人が参拝し、前年の約5万1千人から大幅に増加した。
参拝客は5日まで特別に開放している八足門内の参拝所や、拝殿前で一年の無事を祈った。家族で訪れた雲南市吉田町の公務員三嶋洋介さん(37)は「子どもの高校受験の合格祈願をした。コロナに注意しながら、穏やかに過ごせたらいい」と話した。
日本五大稲荷の一つ、太皷谷稲成神社(島根県津和野町後田)には大阪府や広島県、山口県など県外からも大勢が訪れた。
新型コロナウイルス感染予防対策で本殿前への入り込み人数を制限し、順路を指定。初詣客は列をつくり参拝した。大阪府箕面市の会社員上原賢也さん(38)は「この一年の家族の健康を祈願した」と話した。
太皷谷稲成神社は、正月三が日の参拝客数をコロナ禍前の例年並みの15万~16万人と見込んでいる。
(井上雅子、中山竜一)