2~3メートルの積雪に埋まった山頂避難小屋=写真はいずれも鳥取県大山町大山(大山プロガイド協会提供)
2~3メートルの積雪に埋まった山頂避難小屋=写真はいずれも鳥取県大山町大山(大山プロガイド協会提供)

 中国地方最高峰の国立公園・大山(1729メートル)が厳冬期を迎えた。鳥取県大山町大山の山頂付近の積雪は2~3メートルで、避難小屋をすっぽりと覆う。季節風を直接受ける独立峰のため、3千メートル級の冬山と同じ酷寒の地に変貌する。安全な登山の普及活動も行う大山プロガイド協会が、氷点下の世界に包まれた大山の様子を本紙に寄せた。
 3連休初日の8日。大山は近年にない快晴に恵まれ、冬山装備の登山者約60人が凍(い)てつく山頂を目指した。気温は氷点下4度。滑りやすい登山道はアイゼンがないと登れない。眼下の美保湾が陽光に輝く。
 冬山は常に遭難と隣り合わせ。1520メートル付近に立つ草鳴社ケルンは1937年12月5日、安来の登山グループ・草鳴社のパーティー3人が命を落とした大山登山史上初の遭難事故死の教訓を刻む。
 協会員で、日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(自然公園指導員)の久保昌之さん(67)=鳥取県江府町御机=は「生半可な装備と知識では太刀打ちできない」と警鐘を鳴らす。
 大山プロガイド協会は23日、大山で初心者対象の冬山登山教室を開く。問い合わせは久保さん、携帯電話090(7999)2931。
 (山根行雄)