大東図書館内に設けられた「福読書」コーナー＝雲南市大東町大東
新しい年に新しい本と出合ってほしいとの思いを込め、大東図書館（雲南市大東町大東）の司書が「福読書」を企画した。ベストセラーや有名作家だけでなく、多くの本に触れてほしいという一押しの一冊が並ぶ。
４日の開館に合わせ、絵本２０冊、大人用の書籍３０冊を準備。のし紙風の掛け紙を付け、大きさと大まかなページ数しか分からないように工夫し、表には国内外の著名人の本や読書に関する名言を載せた。
新型コロナウイルス禍で外出しにくく、例年より長い冬休みのためか貸し出しは好評で、１０冊追加。子どもから中高生、年配者まで手に取るという。
司書の景山民子さん（４４）は「今まで読んでいないジャンルや作家の本に出合えるチャンス」と話した。
残り２５冊あり、なくなり次第終了。休館日は金曜と祝日、蔵書点検で２４日～２月４日。
（狩野樹理）
