展示位置を確認する田中元会長=安来市宇賀荘町、宇賀荘交流センター
展示位置を確認する田中元会長=安来市宇賀荘町、宇賀荘交流センター

 安来市宇賀荘地区恒例の「寒の椿(つばき)展」が22、23の両日、宇賀荘町の宇賀荘交流センターである。地元愛好家が丹精込めて育てた約100鉢を展示する。21日は関係者が設営作業を行い、準備を整えた。入場無料。

 愛好家でつくる宇賀荘花木の会(田中元会長、29人)が毎年開き、19回目。市内で見つかった「独松山」や「三乗山」、松江市原産の「天倫寺月光」など約80種類を披露し、赤やピンク、白の色鮮やかな花で来場者を楽しませる。

 新型コロナウイルス感染症対策で通路幅を広く確保するため、出品数は例年より約30鉢減らした。田中会長(83)=安来市清井町=は「コロナ禍で厳しい時節だが、ツバキの花を見て心を癒やしてもらいたい」と話した。

 両日とも午前9時から。終了は22日が午後4時、23日が同3時。苗やつばき油・クリームの販売もある。

  (渡部豪)