松江市八束町で栽培されたボタンを飾る「冬咲きぼたん展」が22日、島根県境に接する広島県庄原市の国営備北丘陵公園で始まった。わらのこもをかぶせられた花々が豪農屋敷の冬景色に映え、来園者の目を引いている。2月27日まで。
ぼたん展は2004年度から開き、今年で18回目。本来4~5月の開花時期を冬に咲くよう調整したボタンを八束町内から仕入れている。
明治-大正期の備北地方の代表的な屋敷を模した「さとやま屋敷」の庭園などに白、赤、桃、黄色の14株を並べた。同公園管理センター職員の佐々本真鈴さんは「雪とボタン、屋敷が織りなす風景を楽しんでほしい」と話した。
同公園は松江市から車で1時間半の距離にある。展示時間は午前9時半~午後4時半。入園料は大人450円、65歳以上210円、中学生以下無料。毎週月曜日が休園。
問い合わせは同公園、電話0824(72)7000。 (新藤正春)















