16年にわたってドイツのかじ取りを担い「世界一の宰相」とも評されたメルケルが首相を退任した。その足跡を分析し、他山の石にしようと、各誌に論文が並んだ。

 ドイツ在住のジャーナリスト梶村太一郎は「メルケル後 ドイツの選択 下」(「世界」2...