玉肌協定書を手にする３者の代表＝出雲市多伎町小田、はたご小田温泉
出雲市多伎町を美肌エリアとして売り込もうと、旅館のはたご小田温泉、菓子製造販売の井山屋製菓、旅行企画のむすびやシステムの地元３事業者が「玉肌協定」を結んだ。第１弾で限定スイーツを開発し、今後は美肌の旅行プランなどを販売する。
玉肌とは玉のように美しく滑らかな肌を指し、地元の小田神社に祭られる美の神・豊玉姫の名前などにも関連付けた。３者で連携し「玉肌の聖地 多伎」として発信を強める。
協定締結を記念し、共同で考案した玉肌スイーツは、井山屋製菓が日本酒の美肌成分を濃縮したパウダーを使用して商品化した「やわ肌ロールケーキ」に水玉模様を付けてアレンジした。限定１１０本で、１４日から小田温泉で限定販売する。創業１００周年を迎えた小田温泉が３月に予定する記念イベントで、広くアピールする。
むすびやシステムは、小田温泉を利用する美肌の旅プランの販売も始める。
７日に締結式があり、小田温泉おかみの石飛奈美さん（４６）は「出雲と石見をつなぐ要所として、美肌をキーワードに観光を盛り上げたい」と話した。
（藤本ちあき）
