【米子】ペン画家、森井裕子さん=米子市両三柳=の個展が米子市茶町の「でんき屋の営む雑貨店 Bricolage(ブリコラージュ)」で開かれている。繊細なタッチで山陰両県の風景を表現した絵はがき約150点が、来場者の関心を集めている。
森井さんは12年前から山陰の蔵や町の風景などをペンで描き、山陰両県で展示会を20回以上開いた。
会場は描き始めた当初の作品から、ここ1年の近作までずらりと並ぶ。鳥取県江府町御机から大山南壁を描いた作品は険しい山肌をくっきりと表現し、松江市美保関町美保関の青石畳通りは民家や旅館が後方まで立ち並ぶ様子を趣深く仕上げた。
森井さんは「山陰の風景や建物を一つの世界として楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。
26日までの火、木、土曜日に開催し、時間は午前11時~午後5時。入場無料。
(柴田広大)