島根県は13日、98人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。鳥取県の新規感染者は69人で、いずれも12日の検査で判明した。島根で3件、鳥取で2件のクラスター(感染者集団)が新たに確認された。
島根の新規感染者の居住地は松江市46人、浜田市2人、出雲市23人、益田市4人、安来市17人、江津市2人、雲南市3人、飯南町1人。
クラスター認定されたのは松江市内の保育施設と出雲市内の小学校、松江保健所管内の学校。これまでに松江の保育施設は関係者15人、出雲の小学校は16人、松江保健所管内の学校は18人の感染が確認された。保育施設は既に休業しており、小学校は児童クラブと合わせ14日から休校する。接触者は把握できており、施設名は公表しない。
また、松江市は市立保育施設と給食センターの職員各1人の感染が確認されたと発表した。保育施設は14日から休園する。給食センターは、感染した職員が感染の疑われる期間に出勤しておらず、14日以降も通常通り運営する。
鳥取の新規感染者は保健所別で鳥取市31人、米子22人、倉吉16人。クラスター認定されたのは米子保健所管内の介護老人保健施設と、湯梨浜町内の製造業事業所と社員寮。これまでに老健施設では利用者と職員7人、事業所社員寮では13人の感染者が確認された。関係者全員と連絡が取れており施設名は公表しない。
このほか鳥取東高校と鳥取市立浜村保育園でそれぞれ関係者1人の感染が確認され休校、休園する。
累計感染者数は島根5235人、鳥取4757人。13日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)29・1%、鳥取(350床)22・6%。宿泊療養は島根35人、鳥取79人。自宅療養は島根448人、鳥取439人。重症者は島根にはおらず、鳥取が1人。