島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 鳥取県は16日、新たに110人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。100人を超えたのは11日ぶり。島根県の新規感染者数は63人だった。いずれも15日確認分。

 鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市が過去最多の62人、米子42人、倉吉6人。感染確認を受け、鳥取市の鳥取緑風高校、中ノ郷中学校、浜坂小学校、福部未来学園、かんろ保育園、智頭町の智頭小学校が休校・休園。米子市の彦名小学校と和田小学校が一部学年を、就将小学校と福米東小学校が一部学級を、それぞれ臨時休業とした。

 鳥取市の県立中央病院の派遣職員1人も感染。診療に影響はない。

 島根県の居住地別は、松江市27人、出雲市9人、浜田、益田両市各8人、安来市6人、邑南町2人、雲南市と美郷町各1人。最も感染者数が多い松江市は前日発表分と同じ人数だった。

 島根県奥出雲町の町役場仁多庁舎3階の職員1人が感染。16日から3階を閉鎖しており、21日以降に通常体制で再開する。安来市役所安来庁舎2階では複数の職員が感染し、2階を17日まで閉鎖。他階の業務は通常通り続ける。

 累計感染者数は島根5434人、鳥取5029人。16日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)27・2%、鳥取(350床)22・6%。宿泊療養は島根28人、鳥取73人。自宅療養は島根476人、鳥取460人。重症者は両県ともいない。
 (福間崇広、原田准吏)