島根県庁
島根県庁

 鳥取県は18日、新たに105人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。島根県の新規感染者数は51人で、いずれも17日確認分。米子保健所管内のスポーツクラブと医療機関、安来市内の高齢者福祉施設でクラスター(感染者集団)が発生した。

 鳥取県では65歳以上の高齢者1人が17日、コロナが原因で死亡。県内の死者数は計8人(別の病気が原因で亡くなった感染者含む)となった。

 鳥取県の感染者の保健所管内別の内訳は鳥取市53人、米子43人、倉吉9人。クラスターは、スポーツクラブが14~17日に利用者と従業員計10人、医療機関が15、16の両日に職員6人がそれぞれ感染。関係者が把握できており施設名は公表しない。鳥取刑務所は職員1人の感染を発表した。受刑者の刑務作業は停止しているが、収容に問題はない。湯梨浜町は町役場別館に勤務する職員1人の感染を発表した。週明けの21日は通常通り開庁する予定。

 感染確認を受け、鳥取市の東中学校、浜坂小学校、面影小学校、湖山西小学校、認可保育施設1施設、境港市の市立あがりみち保育園、伯耆町の溝口保育所、小規模保育所こどもパルが休校・休園。米子市の弓ケ浜小学校は一部学年を臨時休業とした。鳥取市の鳥取緑風高校は夜間部から休校した。

 島根県の居住地別の内訳は、松江市26人、浜田市8人、出雲市6人、益田市と邑南町各3人、安来市と隠岐の島町各2人、県外1人。松江市の感染者数は前日発表分と比べ7人増えた。

 松江市立の学校2校で関係者各1人が感染し、18日はそれぞれ学級、学年閉鎖にした。出雲市立の小学校1校も休校した。島根県は隠岐支庁県土整備局の職員1人の感染を発表。不特定多数と接する業務ではないが、18日は同じフロアにいた職員の検査のため業務を一部縮小した。

 累計感染者数は島根5551人、鳥取5272人。18日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)21・5%、鳥取(350床)23・4%。宿泊療養は島根30人、鳥取93人。自宅療養は島根454人、鳥取450人。重症者は両県ともいない。
 (福間崇広、原田准吏)