世界保健機関(WHO)の調査によると、日本の中央年齢値は45・9歳である。中央年齢値は上の世代と下の世代の人口がちょうど同じになる年齢値であるから、国民平均年齢とは異なるが、いずれにせよ高齢化は進んでいる。日本は世界第1位で次がドイツ、その次はイタリアである。成長著しいアジア諸国は、インドが26・4歳、インドネシアは27・8歳、ベトナムは29・8歳となる。なんと20歳ほどの開きがある。
労働人口に焦点を当てると、世界では、ミレニアム世代(1981年に生まれ、2000年までに成人を迎える世代)や、Z世代(1990年後半から2000年前半に生まれた世代)が、労働人口の75%を占めているといわれている。わが国はようやく2025年には半分を超えるという試算が出ている。
若さはその国の成長の原動力だ。昨今、わが国でもミレニアム世代、...
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