【大田】石見銀山遺跡の中核地域・大田市大森町で25日、展示・集客施設に加え民家や店舗にひな人形を展示するイベント「おひなさま展 石見銀山ひなめぐり」が始まった。住民らが持ち寄るなどして集めたかわいらしい人形が町内各地に並び、訪れた人の目を楽しませる。3月27日まで。
新型コロナウイルス禍を受け、密を避けつつ町内を周遊してもらおうと初めて企画した。
展示・集客施設の大森まちづくりセンター▽石見銀山資料館▽旧河島家▽熊谷家住宅の館内のほか、町内の目抜き通り約2キロの両側に立ち並ぶ民家や店舗、事業所の軒下や縁側にも人形が置かれている。現在約40カ所が展示への協力に賛同しているという。
イベントを主催し、七段飾りをはじめ約200点のひな人形などを展示する大森まちづくりセンターの山下幸弘センター長は「ゆっくりと町内を巡ってほしい」と話した。
期間中の3月2~27日には通常有料の旧河島家、熊谷家住宅が大田市民に限り入場無料となる。
(錦織拓郎)