着物の帯を使ったおひなさまとお内裏さまの人形作りが27日、浜田市三隅町古市場の石正美術館であり、参加した9人が講師の手ほどきを受けながら挑戦した。
同美術館で不定期にワークショップを開く創作グループ「ちくちく」の3人が講師を務めた。
綿棒を人形の顔や身体の軸として用い、5枚の色の異なる布や華やかな帯を重ねた。十二単(ひとえ)の襟元はそれぞれの布が見えるように少しずつずらしながら重ね、髪の毛には糸、扇子は絵柄の付いた紙をじゃばらに折るなど参加者は指先の細かな作業に没頭。縦9センチ、横7センチの手乗りサイズのかわいらしい人形に仕上げた。
三隅町向野田の主婦、岡村栄子さんは「襟元や扇子が細かく大変だった。家に飾るのが楽しみ」と話した。
(青山和佳乃)













