任期満了に伴う、出雲市長選と市議選が11日、投開票される。12年ぶりの三つどもえの戦いとなった市長選は届け出順に、川光秀昭候補(62)、小豆沢貴洋候補(46)、飯塚俊之候補(55)=自民、公明推薦=の新人3人が無所属で立候補。最終日の10日は各候補者が最後の訴えに力を込めた。

  (24面に関連記事)

 川光候補は、市が進める新市立体育館の整備事業の再検討や子ども医療費の無償化の実現などを主張。小豆沢候補は教育や子育て、福祉施策を充実させ、人口増につながる活気あるまちを目指すと訴えた。飯塚候補は新型コロナウイルス対策や産業振興策を掲げ、市議経験を基にした即戦力をアピールした。

 定数が2減の「30」となった市議選は、現職21人、元職1人、新人11人の計33人が争った。

 投票は11日午前7時~午後7時(一部は午後6時)に78カ所で実施する。

 午後8時45分から同市斐川町荘原の斐川第1体育館で開票し、市長選は午後10時半ごろ、市議選は同11時半ごろに大勢が判明する見通し。

 3日現在の選挙人名簿登録者数は14万1937人(男6万8038人、女7万3899人)。

      (松本直也)