島根、鳥取両県は6日、それぞれ106人、77人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも5日の検査で確認された。島根2件、鳥取2件のクラスター(感染者集団)が新たに認定された。
島根の新規感染者の居住地は松江市43人▽出雲市38人▽安来市5人▽雲南市3人▽浜田市2人▽江津市4人▽益田市7人▽奥出雲町3人▽津和野町1人。クラスターは出雲市内の児童福祉施設と奥出雲町内の学校で、接触者が把握できており、施設名は公表しない。
奥出雲町は小学校1校と中学校1校で関係者が感染し、3日から臨時休校にしていると明らかにした。現在も休校中で再開は未定。
鳥取の新規感染者の保健所管内別は米子34人▽鳥取市30人▽倉吉13人。クラスターはともに米子市内で、5日までに認定こども園で関係者8人、保育所で関係者12人の感染が確認された。接触者が把握できており、施設名は公表しない。
感染や感染疑いで、岩美町立大岩保育所が7日の臨時休所を決め、倉吉市立社小、八頭町立の八東小と船岡保育所が8日まで臨時休業などとなる。智頭農林高校の関係者1人も感染。同校を含め県立高校全校が9日まで休業中。
累計感染者数は島根6992人、鳥取7371人。鳥取市が4日に感染を確認した1人について、改めて検査すると陰性だったなどとして発生届を取り下げた。6日午前0時時点での確保病床使用率は島根(368床)29・9%、鳥取(350床)22・6%。宿泊療養は島根46人、鳥取96人、自宅療養は島根588人、鳥取1005人。重症者は両県ともにいない。