目録を手にする県教育委員会野津建二教育長と、山陰中央テレビジョン放送山田英治取締役(左)、山陰中央新報社壷倉真司取締役(右)
目録を手にする県教育委員会野津建二教育長と、山陰中央テレビジョン放送山田英治取締役(左)、山陰中央新報社壷倉真司取締役(右)

 読書力の向上に役立ててもらおうと、子どもの交通安全や健全育成に取り組む「黄色い手帳運動」(山陰中央新報社、山陰中央テレビ主唱、協賛34社・団体)の推進協力会が14日、島根県教育委員会に児童図書120冊を寄贈した。

 運動は1975年に両社が始め、山陰両県の小学1年生に交通傷害共済が付いた手帳の配布や、地域の防犯活動を支援するため青色回転灯の贈呈を続ける。図書は2001年からで、これまでに約3900冊を両県内の小学校に贈った。

 松江市殿町の県教育委員会で贈呈式があり、山陰中央新報社の壷倉真司取締役と山陰中央テレビジョン放送の山田英治取締役から目録を受け取った野津建二教育長は「本に親しむ教育を進めたい」と感謝した。

 図書は、雲南市の小学校15校に届けられる。

 (坂上晴香)