さまざまなチューリップが咲く花木園を散策する園児=安来市荒島町
さまざまなチューリップが咲く花木園を散策する園児=安来市荒島町

 【安来】安来市荒島町の島田一嗣さん(76)が一般公開する自宅前の花木園で、50品種約2千本のチューリップが見頃を迎えた。新品種の栽培に毎年挑戦しており、約100平方メートルに多様な色と形の花が咲き誇る。今月いっぱい楽しめる。

 約30年前から、自宅前の久白川沿いでチューリップとハナミズキを栽培。花木園は色彩バランスや配置の巧みさが評価され、2015年には富山県花卉(かき)球根農業協同組合が主催する「チューリップガーデニングコンテスト」で最優秀の大賞に選ばれた。

 開花時の彩りやハナミズキとの調和を計算して昨年10月に、チューリップの球根を植え付けた。今月上旬に赤やピンク、紫の花が咲き始めた。今年は例年以上に咲きぶりが良いという。

 好天時には、近くの認定こども園の園児や女性グループが訪れる。島田さんは「地域の人に楽しんでもらうのが喜び。いろいろなチューリップを見て安らいでもらえればうれしい」と話している。入場無料。(渡部豪)