島根、鳥取両県は19日、それぞれ68人、55人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。島根で学校と飲食店計2件、鳥取では接待を伴う飲食店1件のクラスター(感染者集団)が発生した。
島根の居住地別は松江市41人、出雲市12人、益田市で4人、安来、雲南、大田各市で3人、浜田市2人。
クラスター関連は、出雲保健所管内の学校で関係者7人、浜田保健所管内の飲食店で利用客6人の感染を18日までの検査で確認。128例となった。いずれも接触者が把握できていることから学校名、店名は公表しない。
鳥取の保健所別は、鳥取市29人、米子23人、倉吉3人。
県内99例目のクラスターが発生した接待を伴う飲食店では、17日までの検査で従業員や利用客など6人の感染を確認。12日から営業を取りやめている。
また県は、県庁に勤務する職員と県西部の地方機関に勤務する職員の計2人が感染したと発表。いずれも不特定多数の県民と接触するような業務ではないという。鳥取署では、留置されている1人の感染も確認された。
累計感染者数は島根8257人、鳥取8388人。19日午前0時時点の確保病床使用率は島根(368床)19・6%、鳥取(350床)13・1%。宿泊療養は島根53人、鳥取92人。自宅療養は島根649人、鳥取542人。重症者は島根1人、鳥取はゼロ。
(古瀬弘治)