島根県庁(左)と鳥取県庁
島根県庁(左)と鳥取県庁

 島根、鳥取両県が24日、それぞれ77人、138人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも23日確認分。米子市の社会福祉施設で県内101例目となるクラスター(感染者集団)が発生した。

 島根県の居住地別は、松江市35人、浜田市と出雲市各10人、益田市9人、大田市6人、雲南市2人、安来市1人、県外4人。

 松江市内で市立保育施設の職員1人と市立学校2校の関係者各1人の感染を確認。保育施設は感染拡大の恐れがないことから通常通り開け、学校2校は部分休校した。雲南市内の小学校1校は感染確認を受け、24日に学年閉鎖。島根原発で働く中国電力と協力会社の社員各1人のほか、松江市内の中国電力ネットワーク事業所の委託員1人も感染した。業務に支障はない。

 鳥取県の保健所別の内訳は、鳥取市66人、米子55人、倉吉17人。社会福祉施設のクラスターは17~23日に計7人の感染が判明。関係者が把握できており、施設名は公表しない。

 鳥取署と鳥取県庁舎、米子市役所本庁舎で感染者が確認されたが、業務に支障はない。感染確認を受け、境港市の中浜小と鳥取市の若葉台小、末恒小、湖山西小、わかば台こども園、認可保育施設1施設が休校、学年閉鎖、学級閉鎖、休園した。

 累計感染者数は島根8575人、鳥取8806人。24日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)16・4%、鳥取(350床)13・4%。宿泊療養は島根41人、鳥取125人。自宅療養は島根513人、鳥取448人。重症者は両県ともいない。
 (佐々木一全、福間崇広)