山陰中央新報社のビジネス講座「ニュースペーパープラス」が13日、松江市御手船場町のしまね信用金庫本店であった。新入職員5人が、仕事に必要な情報収集力や発信力を磨く新聞活用術を学んだ。

 同金庫は高い情報感度や発想力のある人材を育てようと、新人研修に新聞活用を取り入れている。

 講座では山陰中央新報社の清水由紀子NIB担当が、新聞や新聞記事の構造を踏まえた「朝10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」を紹介。新聞記事の書き方を応用した分かりやすい文章の書き方も伝授した。

 受講者は歓迎会の案内文書や報告書作成に挑戦したほか、新聞で得た情報を仕事に生かすスクラップ体験も行った。

 同講座は新聞を読むことを通して仕事に必要なスキルを磨いてもらおうと山陰中央新報社の講師が企業などに出向いて行う出前講座で、今回が本年度初開催。受講者には事前1週間と事後1カ月間、本紙が配達される。

 加納真衣さん(18)=安来支店 新聞を読む機会が少なかったが、読み方が分かり興味が湧いた。新聞で得た情報は仕事に役立つと思った。

 山田翔さん(18)=母衣町支店 新聞を読む機会はなかったが、今回触れてみて、幅広い情報が載っていて深いと思った。今後、仕事で出会う人たちとの会話に生かしたい。

 

■事業者支援でテイクアウト設置

 コロナ禍における事業者の販路支援策として、今年3月から本店エントランスに「しましんテイクアウトコーナー」を設置し、物品販売を行っています。原則毎週火曜日に、2業者ずつ出店いただき、弁当やパン、特産品などを販売しています。密集を避けるため1回当たりの出店数は少ないですが、すでに6月までの出店スケジュールは決まっています。今後も継続的に地元のお店を支援していく予定です。