2004年6月にカビによる劣化が問題化した高松塚古墳壁画は、壁画保護のため石材ごと解体して古墳から取り出された。奈良文化財研究所(奈文研)の広瀬覚研究室長(46)は、解体作業に携わった一人。現場の緊張感は今でも忘れられず、解体したからこ...