鳥取県と鳥取市は14日、6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち3人について、同県北栄町は、大栄庁舎(鳥取県北栄町由良宿)に勤務する町職員だと明らかにした。
町は同日、大栄庁舎を閉庁した。15、16の両日も窓口業務をやめ、電話での業務を受け付ける。住民票などの発行手続きは北条支所(同町土下)で対応する。
町によると、職員1人が12日夜に発熱し、13日にPCR検査を受けたところ、同日夜に陽性が判明。
接触者の職員2人の感染も分かった。松本昭夫町長らは陰性だった。
残る3人は町職員の濃厚接触者1人と、鳥取市在住で年代、性別ともに非公表の1人、米子市在住の20代男性1人。同県の感染者数は累計317人となった。
さらに町は14日夜、町職員の感染者が2人増えたと発表。県が情報を整理しており、累計者数が膨らむ可能性がある。
鳥取市教育委員会は同日、12日に生徒1人の感染が判明した市立南中学校(鳥取市興南町)について当初予定を1日前倒しし、19日に学校を再開すると発表した。検査を受けた生徒と教職員全員が陰性だったため。(福間崇広)