任期満了に伴う松江市長選に立候補した、無所属新人の上定昭仁候補(48)、共産党新人の吉儀敬子候補(70)、無所属新人の出川桃子候補(43)に市政課題に関する6項目のアンケートを行った。回答を3回に分けて紹介する。

 

 (上から届け出順、各150字以内で回答してもらった)

 

【経済対策】

 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた経済支援策や中長期的な産業振興策をお示しください。

 

▽上定 昭仁氏

 産業分野や事業規模ごとにコロナ禍の影響を精査し、感染予防を徹底しながら事業を継続するために必要な支援を実施していく。今回の事業環境の変化を契機として、産官学金の異業種間や中海・宍道湖・大山圏域の連携を促進する。新たな事業や産業を生み出すための仕組みを創設し、雇用と所得を増やし豊かな市民生活を実現する。

 

▽吉儀 敬子氏

 松江市中小企業・小規模企業振興条例を生かし、地域経済を支える中小企業への予算を抜本的に増額し、技術開発、販路拡大、後継者育成で地元業者への支援を強化する。公共事業は地域密着・くらし福祉充実型に転換し、地元企業への発注増を推進する。住宅リフォーム助成制度を拡充し、地域の仕事と雇用の拡大を図っていく。

 

▽出川 桃子氏

 当面の対策としては、持続化給付金の再支給、雇用調整助成金の再延長などの施策を国・県・市と連携を図りながら早期に実現したい。また、市役所建設事業を見直すことで事業費を削減し、生み出された財源を地域経済復活のために活用する。新たな販路拡大や人材育成、地方回帰志向の高まりを好機と捉え、企業誘致を進める。

 

【原発再稼働】

 島根原発2号機の再稼働の是非や避難計画の課題認識、エネルギー政策の在り方についての考えをお示しください。

 

▽上定 昭仁氏

 市民の安心、安全が最優先だ。訓練などを通じて避難計画の実効性を高めるとともに、原発への依存度を下げるために再生可能エネルギーの開発を支援していく。2号機の再稼働及び3号機の新規稼働については、市民生活や企業活動に必要なエネルギーを確保するという観点を含め、市民や関係者の意見を聞きながら慎重に判断する。

 

▽吉儀 敬子氏

 島根原発の直近には活断層が走り、30キロ圏内には約46万人が生活し、そのうち、県内には入院患者・社会福祉施設入所者が約1万5千人、3万人超の在宅要援護者が暮らしている。災害時要援護者などの対策も含め実効性のある避難計画は未策定で2号機の再稼働は認められない。安全・安心の再生可能エネルギーを推進していく。

 

▽出川 桃子氏

 市長は市民の安全、安心を守る責任がある。原発稼働の判断に当たっては、適合検査の審査結果だけで直ちに稼働が決定されるわけではなく、原発事故避難計画の実効性についても情報公開を行い、専門家や市民と共に検証する。エネルギー構造の転換に向け、再生エネルギーの導入を進める松江ビジョンを早期に策定したい。