カラフルな作品に見入る来場者=鳥取市丸山町、ギャラリー330
カラフルな作品に見入る来場者=鳥取市丸山町、ギャラリー330

【鳥取】若手作家に発表の場を提供する「ビルト展」が鳥取市丸山町のギャラリー330で開かれている。10代~40代の作家ら28人が油絵や水彩画、イラストなど約70点を出品。独創的な感性が光り、来場者の目を引きつけている。24日まで。

 ドイツ語で絵画を意味する「ビルト」をタイトルに冠した同展は2019年から毎年開催。第1回の14人から出品者が増え、作家の交流の場にもなっている。
 鳥取市在住の竹谷チカコさん(32)の作品「書き物をする妖精の少し硬いまくら」は、ちびた鉛筆を写実的に表現。タイトルがくすりと笑いを誘い、想像力をかき立てる。高校生のSEI(セイ)さんが描いた「ヒョウ」は、動物をオレンジや緑といったカラフルな色彩で描いた力作だ。
 イラストレーターとして活躍する鳥取市在住の伊吹春香さんの作品や、松江市の宍道湖の夕暮れを描いた伊藤遥さんの作品も並び、注目を集めている。
 入場無料。火曜定休。一部作品は販売もしている。問い合わせは同ギャラリー、電話0857(35)0870。
      (福間崇広)