第39回田部美術館大賞「茶の湯の造形展」(田部美術館、山陰中央テレビジョン放送主催、山陰中央新報社協賛)が23日から7月10日まで、松江市北堀町の同美術館で開かれる。今回は大賞に村尾一哉さん(45)=高松市=の「砲金(ほうきん)ノ器」が選ばれた。準大賞は岩佐昌昭さん(42)=出雲市西郷町=の「銀彩花入(ぎんさいはないれ)」と、松谷文生さん(46)=愛媛県砥部町=の「褐(かち)」の2点。準大賞に次ぐ秀美賞5点のうち、西本直文さん(56)=広島市佐伯区=の「白(はく)釉(ゆう)龍(りゅう)水(すい)文(もん)水指(みずさし)」が田部美術館館長賞に決まった。選考にあたった審査員による座談会の要旨を紹介する。

出席者(敬称略)

赤沼 多佳(茶道美術研究家) ...