さまざまなアナログレコードが並ぶ米子音楽市場の会場=米子市西福原2丁目、米子しんまち天満屋
さまざまなアナログレコードが並ぶ米子音楽市場の会場=米子市西福原2丁目、米子しんまち天満屋

 【米子】アナログレコードの人気が世界中で再燃する中、8府県の専門店から集めた約2万5千枚を展示販売する「米子音楽市場」が22日、米子市西福原2丁目の米子しんまち天満屋で始まった。中四国最大級の品ぞろえで5月5日まで。

 レコードはCDの登場や音楽配信サービスの台頭で一時は絶滅寸前となったが、温かみのある音やジャケットのファッション性が再評価されて人気が復活。国内の生産額は過去11年間で23倍になり、欧米でも熱い視線が注がれている。

 会場には、世界的ブームになっている日本の「シティーポップ」や根強い人気を誇るロック、ポップス、ジャズなどの名盤が並ぶ。

 1枚300円の品から3万円の貴重盤などさまざまで、松江市雑賀町のレコード店E.A.Dの組嶽博志店長は「CDにない音の深みやコレクターズアイテムとなっているジャケットの魅力を楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。

 (井上誉文)