観賞用に改良された色鮮やかなメダカを飼育販売する山陰両県の愛好家13人が、5月3~5日に出雲市大社町菱根の島根ワイナリーで「山陰ぷちめだかフェス」を開く。約80種類の展示販売、メダカすくいのコーナーを設け、魅力を伝える。 (平井優香)
改良メダカの色合いの美しさに魅了され、11年前から飼育する雲南市三刀屋町三刀屋の案田薫さん(49)が企画。これまでも数人でイベントを開いてきたが、初めて松江、雲南、奥出雲、出雲、大田、江津、境港の7市町の愛好家を集めて開く。
会場では日替わりで5ブースずつ設け、赤、黒、白の3色が美しい出雲市で交配された「雲州三色」や、背が銀色に輝く「幹之(みゆき)」、長いひれが特徴の新種「マリアージュキッシングワイドフィン」などを並べる。価格は1匹500~8千円。品種の特徴や飼育の方法などの質問も受ける。
メダカは飼育や交配がしやすく、全国的に数年前から人気が続く。新型コロナウイルス禍で自宅で過ごす時間が増え、飼育を始める人が増えているという。案田さんは「見ていると時間を忘れるくらい癒やされるのが魅力。改良メダカを身近に感じてもらうきっかけにしたい」と話した。