2030年に島根県で第84回国民スポーツ大会(現・国民体育大会)が開かれることを受け、身体能力が高く運動が得意な小学生を発掘する「島根アスリートキッズ」の第一期生に58人が認定された。30日に松江市内で認定式があり、子どもたちは8年後の大会での活躍を誓った。
県勢の競技力向上を目指し県体育協会などが主催。大会時に高校3年生となる小学3年生を対象に、昨年8月に県西部で、今年1月には県東部で体力測定会を開いた。10メートル走や片足立ちなどで敏しょう性やバランス感覚を測り、成績上位者の東部31人、西部27人を第一期生に認定した。
子どもたちは今後、ボートやゴルフ、自転車など10競技の体験会に参加し、本人の希望も踏まえて専門的に取り組む競技を決め、県内の競技団体が3年間かけて育成に取り組む。
認定式では、県競技力向上対策本部長の松尾紳次副知事が、子どもたち一人一人に認定証を手渡し「多くのスポーツを体験して、大きく成長してほしい」と激励。体のバランス感覚に自信があるという美保関小4年の宮崎李衣さん(9)は「アーチェリーに興味がある。早く的を射ってみたい」と意気込んだ。
(中島諒)













