展示品を見ながらワークシートに書かれた謎解きに挑戦してもらう企画展=浜田市野原町、市世界こども美術館
展示品を見ながらワークシートに書かれた謎解きに挑戦してもらう企画展=浜田市野原町、市世界こども美術館

 【浜田】クイズ形式の課題に挑戦しながら美術作品を鑑賞するユニークな企画展「謎解き美術展」が、浜田市野原町の市世界こども美術館で開かれている。世界53カ国・地域の児童画や現代美術など180点が並び、来場者が展示を見ながら60分間の時間制限で、共通点や特徴を見つける謎解きに挑戦している。5月30日まで。

 クイズは、幼児向けのほか、レベルや来館回数に応じて初級、中級、上級の4種類がある。

 小学生以上向けの中級では、複数の動物の絵を見ながら足りない物を探す問いや、アート作品の中で電話の受話器を探す問題、虹やサンタクロースに続く絵を描く問題など多彩。中学生以上向けの上級では、有名な芸術家の画風をまねて描いた作品を見て、芸術家の名前を答える難問が続く。

 同館学芸係の門千穂さん(32)は「問題を解きながら、展示品をじっくりと見てもらいたい」と呼び掛けた。企画展は有料で、休館日は5月3日を除く毎週月曜日と4月30日、5月6日。 (陶山貴史)